平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権

平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権

11月17日金曜日。茨城県のオールドオーチャードゴルフクラブで、「平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権」の東日本地区決勝が行われました。関東A、B、Cそれぞれ3つのブロックを勝ち抜いてきた71ペア142名が、東日本ナンバーワンを決める戦いです。

会場となるオールドオーチャードGCは、ジム・ファジオ設計の難関コース。この日はグリーンのスピードもスティンプメーターで10.5フィートにまで仕上がっており、かなり手強いセッティングとなっていました。Bブロックの決勝が行われたコースでもあるため、Bブロックを突破してきたペアにとってはその経験が若干のアドバンテージとなるかもしれません。

トップスタートは午前7時半。この日は朝から好天でしたが、早朝はまだ気温も低く、体が動きにくいコンディション。スタート時間の早い選手たちはとくに入念に練習をして体を温めていました。

アウト、イン18組ずつスタートしていきますが、予選上位のチームは後半にマッチングされており、9時を過ぎたところから続々と実力者たちが登場します。アウト13組目には、Bブロックを2位で通過した「ひろか‘s」の川村一透選手、前山聖耶選手が登場。

アウト15組目には、Cブロックを2位で突破した女子大生コンビ「NSSU」の阿部萌選手と松原由幸選手も登場。レディスティのアドバンテージを生かして、上位入賞が期待されます。

さらにアウトコース16組目は、Bブロック1位の「お気楽会」山田順一選手、藤田成敬選手のペアと、Aブロック1位「だっふぁーず」杉山蒼選手、森岡遥選手のペアが同組という最注目の組み合わせ。

インスタートの15組目も、白熱のマッチアップ。Bブロック3位「DAN」の金子理選手、永井秀史選手のペアと、Cブロック1位「鍋奉行」の瀧田和司選手、竹内秀選手のペアが実力伯仲の直接対決です。

インコース16組目には、Aブロックを3位で通過した、野田すみれ選手と金子昌之選手の「世にも奇妙なコンビ」。男女ペアのメリットを生かして戦う、隠れた優勝候補です。

インコースの17組目「No.2 No.3」、田鎖聡選手と風間栄治選手のペアは、Cブロック3位通過。同組のペアとも打ち解けて、和気あいあいとプレーしているのが印象的でした。

前半ハーフを終えて暫定トップに立ったのは、インコースを6アンダーの30ストロークでプレーした「チームサンビル」。トップスタートのペアだけに、リーダーボードを見て折り返していくすべての組の目標になります。

遠西宏之選手と宮部澪央選手の「チームサンビル」は、なんとブロック決勝でカウントバックにより敗退したものの、決勝出場辞退チームが出たことから繰り上げ出場になったペア。失うものがない思い切りの良さが、前半のプレーに表れたのでしょうか。

後半スコアを伸ばしたのは、小川龍清選手と斎藤瑞己選手の「バイトするならタウンワーク」。おそろいのブルーのシャツが決まっている大学生コンビで、後半のアウトコースを29ストロークで回って追い上げます。

そして激戦を制し、11アンダーの好スコアで見事優勝を遂げたのは、前出の「チームサンビル」。宮部澪央選手(右)は中学3年生。遠西宏之選手(左)の経営する会社の従業員の息子さん、という不思議なコンビですが、繰り上げ出場からの見事な逆転劇でした。前半インの13~18番での6連続バーディからの、後半アウトの1番でイーグルという怒涛の攻めで、追い上げてくるライバルたちを突き放しました。「こんなにパットが入る日はそうそうない。とても楽しくプレーできました」と両選手。おめでとうございます!

9アンダーで2位に入ったのは、「マルワゴルフ」の大割孝敏選手(右)、浅野隆選手(左)。お互いにミスが出たものの、2人のプレーが完璧に噛み合ってカバーし合ったことが結果に結びつきました。苦しいところでも大割選手が先に打ち、浅野選手が後という打順を崩さずにリズムをも守ったことも勝因の1つだと言います。惜しむらくは、1m前後のショートパットを2人揃って外してしまう場面が2度もあったこと。「あれさえ入れておけば!」と悔やまれました。

同じく9アンダー、マッチングで3位となったのは「バイトするならタウンワーク」の小川龍清選手(右)、斎藤瑞己選手(左)の19歳コンビ。ずっとショットはよかったものの前半インコースはパットがイマイチ入らず、それでも粘りのゴルフを続け2アンダーで凌いだのが後半アウトコースで爆発。1番と7番で2つのイーグルを奪って29のビッグスコアで追い上げました。とくに1番で5m前後のパッティングが入ったことでリズムに乗れたのが大きいとのことでした。

上記3チームに加え、5位のチームにまで、来年度のブロック決勝へのシード権が与えられます。ここに滑り込んだのは、「NSSU」(4位・左)と「ハッピースマイル」(5位・右)という女子大生の2チーム。まだ若く、さらなるレベルアップが期待できる両チームだけに来年の活躍が楽しみです。

今大会、トップ3には絡めなかったものの、女性ゴルファーたちの活躍はたいへんめざましいものでした。華やかなウェアだけでなく、プレー面でも非常にレベルが高く、男性顔負けのスイング、ショットを披露する女性たちが大会を盛り上げてくれました。4、5位に入った女性コンビだけでなく、来年度は女性たちの活躍にさらなる注目が必要でしょう。

もちろん、スクランブルゴルフの楽しみは結果だけではありません。プレーする楽しみも、1人よりもさらに大きく、ウェアを揃えて試合に挑むだけでも盛り上がり、仲間との絆も深まります。今年も参加した方は来年さらに上位を目指して、まだ未経験の人はゴルフの新たな楽しみを求めて、ぜひご参加ください。来年、試合会場でお待ちしています!

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公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会
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ダンロップスポーツ株式会社 ブリヂストンスポーツ株式会社
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