平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権

平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権

最高気温31度、2017年7月19日。真っ青に晴れ渡る空の下、“平成29年度 東日本パブリックダブルススクランブルゴルフ選手権”が開催されました。今回は関東Aブロックの決勝大会。上位24ペアが11月17日にオールドオーチャードゴルフクラブ(茨城県)で行われる地区決勝大会に歩を進めることができます。この日、全4会場・合計147ペアで行われた関東Aブロック予選会を勝ち抜いた74ペアの猛者たちが、昭和の森ゴルフコース(東京都・PAR72(37・35))に集結し、真夏の戦いの火ぶたが切って落とされました。

注目ペアは各予選をトップ通過した4ペア……かと思いきや、本大会のイベントプロデューサー小貫堅一さんは「必ずしも予選のトップだけが上位争いをする訳じゃないから、スクランブルは面白いんですよ」とニコニコ顔。これは波乱の予感。さて、ブロック決勝の結果やいかに!

トップスターとはアウト・インから8時30分。スタート前の説明やボール確認で、競技としての緊張感が否が応でも高まります。ギャラリーやレンズ越しのカメラマンの熱視線を感じながらのティオフです。今回の舞台となった昭和の森ゴルフコースはフェアウェイがフラットな林間コース。比較的距離が短い反面グリーン周りが難しく、パッティングがスコアメイクのカギとなっていました。

そんなグリーン上では、選手たちの一喜一憂の声がチラホラ。ペアの相手がバーディパットを外してしまっても「ナイストライ!よく打った!」と選手同士で声を掛け合い、お互いのモチベーションを保ちつつミスをカバーしあうシーンが多く見られました。これは一人では味わえない連帯感と安心感でしょう。さて、今回は何組かの選手たちに実際に話を聞いてみたのでご紹介しましょう。

まずは、チーム名「ハッピースマイル」の柴田莉奈さんと田中のどかさん。お二人は大学のゴルフ部で切磋琢磨している仲間同士だとか。

―――この競技に参加することになったきっかけは?
「この競技に参加した後輩が『すごく楽しいし勉強になるから先輩も参加してみてください!』と教えてくれました。それで興味を持って、二人で参加してみようかと」

―――実際に参加してみてどうですか?
「本当に“楽しい!”しかないですね。お互いに得意なクラブが違う中で、苦手な部分をカバーしあった結果、バーディがとれる。バーディをとる感覚が身に付きますし、モチベーションも上がります。喜びも二倍!」
とのこと。こんな楽しみ方を見つけたお二人は将来プロゴルファーを目指しているそう。1打1打がシビアな試合の前に、ゴルフに対しての楽しさやモチベーションを上げるという意味では最高の経験になりそうです。

続いて、ペアルックに身を包んだペア同士で回っていた「チーム世田狗」「EUROZ GOLF」の2チームにお話しを聞いてみました。

―――スクランブルの魅力といえば?
「一人では出せないスコアが出せることですね。これに尽きます。競技とは言え、ひとりで抱え込むプレッシャーなどが半分になるので、ピリピリした緊張感はありません。スコアが出て当たり前という感じなので、パーが続くともどかしくなっちゃう(笑)。こんなことないでしょ?スクランブル競技にはスクラッチ競技とは違う魅力がありますが、出てみて初めて分かりますね」
ということでした。パーで、もどかしくなれるゴルフなんて正直想像がつきませんが、バーディが当たり前のゴルフ、ぜひ一度経験してみたいですね。

最後は親子で参加されていたチーム名「チームYOSHIDA」の吉田ひろしさんと吉田隼汰さんのお二人。お父さんと息子さんという親子ペアでした。

―――親子ペアということで、参加のきっかけは何だったんですか?
「息子が来年から茨城の高校に行ってしまうので、その前に親子で競技に参加してみたいと思って誘いました。息子が小学生の頃はキャディをやったりしていたのですが、中学に上がってからはキャディもつけなくなったので、なかなか親子でゴルフ場に行く機会がなくなってしまったんですよね。2年ぶりに息子とフェアウェイに立てて嬉しいです」

―――なるほど。今回参加してみてどうですか?
「実はスクランブルのダブルスは初めて。1人1球、1ホールで2球打てることに対して、2通りの選択肢として考えられる。マネジメントの勉強にもなりますね。おかげで予選を通してボギーは1度もありません」
と、サラッとすごいことをおっしゃっていました。なるほど。スクランブルのダブルスだと、年齢や性別はまったく関係がないということですね。

他にも、自分が放った1打が選ばれるときの嬉しさや、いいボールだけを選んでいけば、確実にバーディがとれるというマネジメントにもつながっていくものなのだと感じました。一足先にホールアウトした選手の皆さんは、上位24位に滑り込めるか胸をドキドキさせながら後半の結果を待ちます。

最終順位の3位はチーム名「世にも奇妙なコンビさん」の野田すみれさんと金子昌之さん。アウトコースからスタートしたお二人は6アンダーで折り返し。後半を5バーディ1ボギーの4アンダーで終え、31‐31の62で見事3位に入りました。「嬉しいです。決勝も頑張ります。今日はどちらもあまり調子が良くなくて、パターがなかなか入らず苦戦しました。もうあと2、3は伸ばせたかなと思うので、ファイナルも気合入れて頑張ります!」

2位はチーム名「ダブルボギー」の岸正和さん(左)と斉藤哲郎さん(右)。インコースからスタートしたお二人は前半を6バーディで折り返し。アウトコースのパー5の最終ホールでは、斉藤さんの300ヤード超えドライバーショットが炸裂!なんとイーグルで上がったそうです。スコアは29‐33の62。カウントバック方式で2位に入りました。「途中までトップでドキドキしてたんですけどね。ゴルフが上手な女性はレディスティなのが有利だよなぁ(笑)。でも、上出来です! 楽しかったですし、ファイナルでもトップ目指して頑張りますよ!」

そして栄えある1位はチーム名「だっふぁーず」の森岡遥さんと杉山蒼さん。なんと今回が初出場だというお二人は、前半を4アンダーで折り返し。後半の上がり5ホールをすべてバーディ(!)という凄まじいプレーで他を圧倒し、31‐30の61で見事優勝を飾りました。「大学の先輩に教えてもらって出場しました。今回は杉山さんのパターの調子がすごくよくて、たくさん助けてもらいました。ファイナルでは私も力になれるようにいっぱい練習します!」(森岡さん)

ペアの分だけ楽しみ方も違ってくるペアスクランブルゴルフ。苦手を補い合い、嬉しいを共有する楽しさはもちろん、コースマネジメントや競技の緊張感を味わうにはもってこい。友人、兄弟、姉妹、夫婦、親子、組み合わせは無限大で、一度出たら病みつきに…。ひとりじゃなかなかとれないバーディが、2人ならとれる。そんな感覚を味わってみませんか?

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主催

公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会
公益社団法人 日本パブリックゴルフ協会

協賛

ダンロップスポーツ株式会社 ブリヂストンスポーツ株式会社
ダンロップスポーツ株式会社 ブリヂストンスポーツ株式会社

企画・運営

GOLF LIFE
GOLF LIFE

協力

  • 昭和の森ゴルフコース
  • 新玉村ゴルフ場
  • デイスターゴルフクラブ
  • 朝霞パブリック
  • アリジカントリークラブ
  • 下館ゴルフクラブ
  • オールドオーチャード
  • ジャパンセントラルゴルフ倶楽部
  • 正眼寺カントリークラブ
  • 霞南ゴルフクラブ
  • 名古屋広幡ゴルフコース
  • 名古屋港ゴルフ倶楽部(富浜コース)
  • ハーモニーヒルズゴルフクラブ
  • YACHIYO GOLF CLUB
  • よみうりゴルフウエストコース
  • 市原ゴルフクラブ
  • 西神戸ゴルフ場
  • 紫カントリー
  • イーストウッドカントリークラブ
  • 北神戸ゴルフ場